雪月花

毎日考えている事や、自分の体験を僕や君という三人称(?)に、置き換え綴っていきます。
この頃、下手くそだけど写真を撮る楽しさにも、目覚めました。

雨の日と月曜日は

「雨の日と月曜日は、Always get me downなの?
だって浮かない顔。 
月曜日で朝から、大降りの雨だしね…。
カーペンターズのカレンの声。大好き。」
君の声が遠くから聞こえてくる。


僕は昔、雨の日に子猫を拾った事を
ふいに思い出した。
その子猫は、交通事故にでもあったのか、
足を引きずって、けいれんするように震えていた。


どうしても、拾い上げずには いられなかった。
動物病院にいた。
先生が言った。
「だめだね。苦しむよ。安楽死を選んでやったほうが
この子のためだね。」何の苦もなく言った。


先生は、何かの注射をした。
僕が、承諾したからだ。
結局、僕が殺してしまった。
拾わなければ よかった。


子猫を 厚い紙袋に入れてもらって、
胸に抱いて、街を歩いた。
最初 暖かかったのに、だんだん
冷たくなってきた。
どこをどう歩いたのか、覚えていない。


雨の中、お寺の敷地に忍び込んで 
人が歩かないような場所に、穴を掘って埋めた。
墓地の周りには、コスモスがたくさん咲いていた。



ねぇ、雨がやんだら 出掛けようか?
君の声に 現実に戻される。


いいよ。



これは、君にも言ってない僕の昔話。

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